最終更新日 2024年10月14日
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FXの基礎知識

FX取引を始めるには、ある程度の専門知識や技術が必要です。リスクへの不安から、スタートに戸惑ってしまう人もいるでしょう。でも最初は誰でも初心者。FXのしくみやリスクの基礎知識をしっかり身に着けてからスタートしましょう。

スワップポイントのしくみ

外貨には相対的に金利の安いものと高いものがあり、この差をスワップポイントといいます。金利の安い通貨を売り、金利の高い通貨を買えば、ポジションを維持することで金利を得ることができます。

2通貨間の金利差とは

金利の違う通貨の交換によって金利の差額が発生します。
この金利差額の調整分が「スワップポイント」。
高金利通貨を買って、低金利通貨を売った場合、スワップポイントを利益として受け取ることができます。逆に、低金利通貨を買い高金利通貨を売った場合はスワップポイントを支払うこととなります。

高金利通貨の買い/低金利通貨の売り→スワップポイント・・・受取(利益)
高金利通貨の売り/低金利通貨の買い→スワップポイント・・・支払(損失)

新規注文を出し、入手したポジションをロールオーバー(未決済のまま持ち越すこと)したときにスワップ・ポイントは発生し、一日に一度清算されるので持ち越した日数だけ累積されていきます。
では実際のスワップポイントの計算を、米ドルと日本円の取引を用いてみてみましょう。

高金利通貨(米ドル)の買い/低金利通貨(日本円)の売りの場合

例えば、下のようにスワップポイントが表示されているとします。
このときに10,000単位のドルの買い注文をだし、そのままドル買いのポジションを維持すると、1日あたり160円のスワップポイントを受け取ることができます。
スワップポイントが変化しないと仮定すると、1日+146円が持ち越した日数だけ受け取れることになります。

例)あるFX取引会社の1日のスワップポイント
通貨ペア 通貨単位 買い 売り
米ドル/日本円 10,000 +146 -150

1ヵ月後には → +146円×30日=+4,380円の利益
1年後には →  +146円×365日=+53,290円の利益

高金利通貨(米ドル)の売り/低金利通貨(日本円) の買いの場合

このときに10,000単位のドルの売り注文をだし、そのままドル売りのポジションを維持すると、1日あたり150円のスワップポイントを支払うことになります。
スワップポイントが変化しないと仮定すると、1日150円を持ち越した日数だけ支払うことになります。

1ヵ月後には → -150円×30日=4,500円の損失
1年後には → -150円×365日=54,750円の損失

注意
スワップポイントは、日々変動し、清算は日に一度ずつ行われます。
また、スワップポイントは取引する会社によって異なります。